大阪から来たチャリダーのＭさんを７時に見送ってから朝食を済ませてＹＨを７時４５分に出発、雲仙普賢岳に向いました。　　遠くから見た普賢岳は雄大で美しい山に見えていましたが、島原まゆやまロードに入って普賢岳に近づいていくと少しずつ噴火をした時の爪跡が見えてきました。
日本で一番新しい山、平成新山から普賢岳の正面に廻ると、その爪跡の凄さは当時を想像するに余りあるものでした。
写真の言い訳ではありませんが、今回九州を廻って全ての日程で言えたことでしたが、空は良く晴れているのですが遠くに見る山々（阿蘇、普賢岳、開聞岳、桜島など）は薄いガスがかかったように少しぼんやりしておりました。
普賢岳を後にしてR251を走り、南島原市の口之津港に向かい、ここからフェリーで天草に向いました。　　九州には大きな島の数も多いことからでしょうか、どこのフェリーでも船体としてはそれ程大きなものではありませんが、それ程に時間を待たされることもない本数での運行がされていますので、陸路で廻るよりも時間や金銭面でも比較的に経済的な便利な乗り物のように思います。　　口之津港から鬼池港までは、僅か30分で行くことができて料金も1040円でした。

九州には江戸幕府のキリシタン禁止令による隠れキリシタンが長崎を中心として各地にもその面影をあちこちに残しているようですが、島原に入ってからは道中を走っていて特にこれらの史跡の標示を見かけました。　　天草四郎の銅像はあちこちにもあるようですが、この銅像はR324沿いで見かけましたので、休憩を兼ねて写真を撮ってきました。
この先には日本三大松島の一つ天草松島があるということで展望台までいって見ましたが、天草五橋（と言っても見えたのは３つかな？）と点在する島々が見事に調和した絶景でした。
さて、今日は熊本市内か指宿まで足を伸ばしたいということで、絶景堪能も程ほどにして早速出発、今回はフェリーではなく天草と九州本土を結ぶ天草五橋の最後の橋を渡って宇城市に出ました。　　ここでナビに鹿児島市内と指宿を入力して距離と時間を検索したところ、高速を使えばどうやら５時頃には指宿に到着ができそうなので、途中でのロスを見込んで九州道を使って指宿まで行くことを選択しました。
九州道を走ってえびの市に入る出前に加久藤トンネルを通過している時に、途中で照明が急に変化しました。　　車の通りも多くなかったのでスピードを緩めたところ、トンネル内で熊本県と宮崎県の県境になっていました。　　しかし、流石の私でも停車して写真を写すわけにはいきませんでしたね。（笑
４時少し前に鹿児島ICで降りR226の一般道で指宿に向いました。

錦江湾を左に眺めながら快適に進んで薩摩今和泉まできたところで篤姫ゆかりの地の看板がそこここで目に入ってきました。　　NHKの連ドラ「篤姫」は知っていましたが、それ程馴染みもなく見ることはありませんでしたが、それでも折角ゆかりの地へ来たということもあって、幕末の才女篤姫に少しだけ触れて見ようと思い駐車場までいって見ましたが、そこには散策ルートの案内板が設けられていただけで、時間もかかりそうだしそれ程見るべきものもなさそうだったので案内板を写すだけで引き上げました。
薩摩今和泉からは１０分ほどで指宿市内に入り今日の宿泊先の圭屋（たまや）YHには５時１０分に到着しました。　　ここでは５人相部屋でしたが、この日は北海道からこられたご夫婦と私の２組だけでしたので、１部屋貸切りとなりました。　　ここのペアレントさんはシーカヤックがお好きだそうでカヤックにも乗せてもらうことが出来るようですが、残念ながら乗せてもらえるのは夏の間だけということでした。

さて、指宿にきたら天然の砂蒸し風呂ですが、 このYHから砂蒸し会館 砂楽までは歩いて７０歩の距離がうたい文句で、窓を開けると道路をまたいですぐ目と鼻の先でした。
早速、普段着に着替えてから砂蒸し会館に向かい、入浴料８５０円を支払って海岸の磯に設置されている砂風呂に向かいましたが、結構な賑わいで入浴？までに１０分ほど待たされました。　　
話しでは聞いていましたが、それ程たくさんの砂を身体の上にかけるわけではありませんが、身体の下から伝わってくる地熱で２〜３分のうちに汗が出始め、入浴時間の目安は約１０分という案内板が出ていましたが、１８分ほど頑張って砂風呂に浸かってから会館内にある温泉に入りましたが、九州にきてからの疲れがなくなったようにも思えましたが少し大袈裟かな･･･。（笑

砂蒸し風呂から戻ると、このYHのペアレントさんはとても気さくな方で、翌日のスケジュールの話しをすると、インターネットで行く先々の場所を調べてくれましたので、翌日の目的地をナビに入力して事前の準備を済ませ、テレビを少し見てから１０時に床につきました。