5月14日 (第3日目)  やまなみハイウエーを走る

由布院〜大観峠〜ホンダ熊本製作所〜阿蘇中岳
〜阿蘇ファームランド      195Km

朝起きると山合いということからか、遠くが見えないほどに霧で霞んで今日の天気を心配したが、日の出と共にこの心配はなくなった。  熊本地区のメンバーが今日のための案内をしてくれるということで、朝早くから宿舎の湯布院荘に駆けつけてくれ、朝食を済ませたところで早速今日の走行ルートを含めたミーティングが行われ、8時半に先ずは大観峰に向って出発しました。

由布院から水分峠を抜けて、やまなみハイウエーに入ると、今迄に各地をツーリングしたが一度も経験したことのないような素晴らしい景観が目の前に広がってきた。
世界最大の複式火山とその火山活動によって出来た山々はとてもに変化に富み、牧草地帯の中をどこまでも延々と続く山岳道路といっても、なだらかに起伏する高原でワインディングを楽しむといったコースではないにしても、如何にも雄大で飽きることのないバイクファンにとっては最高のツーリングコースでもありました。 
OTSCのメンバーも3組に分けて隊列を組みながらこの素晴らしいやまなみハイウエーから菊池阿蘇スカイラインを走って次々に大観峰に到着しました。
この時期には小中学校の遠足のシーズンともなっているのでしょうか、数多くの観光バスも見られて大観峰の頂きにある大観峰の搭の前では子供達が次々に記念撮影をしており、15分ほど待ってやっと撮影が出来ましたが、あまりにも手間取ってしまい眼下に望む阿蘇市や阿蘇五岳などをゆっくりと満喫する間もなく、集合時間にも遅れる始末でメンバーに叱られてしまいましたよ。(笑

さて、この後は大津町にあるホンダ熊本製作所の工場見学ですが、大型バイクの浜松工場からの移管に伴って建設された最新の設備が整った新工場は素晴らしい環境でしたが、残念ながら工場内の撮影は禁止されていますので、工場の外観写真のみとなってしまいました。
熊本製作所に隣接する総合発電システムを生産しているホンダソルテックの工場見学も済ませて、いよいよ噴煙でおなじみの阿蘇中岳に向って出発しました。

大津町から熊本空港方面に向かい、熊本地区のメンバーが素晴らしい景観とワインディングの楽しめるルートを案内してくれ、1時間程走って阿蘇中岳のケーブルカー乗り場前に到着しました。
ここから更に4Kmほど有料道路を走って1506mの中岳山頂に向いました。
この日は結構噴火も活発だったようで、登坂道の入口にあった警告燈は黄色信号が点滅していました。
中岳のお釜は駐車場から歩いて200mの場所で、風向きも良かったので気持ちが悪くなるようなことはありませんでしたが、それにしても噴煙から出てくる臭いはかなり強烈なものでした。
噴煙の間からは綺麗なエメラルドグリーンの湖?が見られました。

阿蘇の中岳を後にして今日の宿泊先である阿蘇ファームランドには夕方の6時前に着きましたが、まだ日は高く矢張り日本の西の方に来ていることを実感しました。
右の写真の中央付近には判り難いのですが、中岳の噴火も見られます。  そして駐車場には30台のバイクが集結しました。
阿蘇ファームランドの宿舎はモンゴルのパオに似たコンクリート製の建物ですが、中に入ると思ったよりも広くこの日は5人の相部屋でしたが、ゆったりとしたスペースでした。
今日はこの日に合わせて参加合流したメンバーを含め33名での懇親会も、もっぱら今日一日のツーリングで今迄に味わったことのないような楽しかった話題に花が咲き、今日一日を締めくくりました。