道東に向かって  (7月29日)
< 曇り、そして晴れ >

第4日  苫小牧〜日高〜帯広〜白糠〜阿寒    349Km

06:00 朝目を覚ますと濃霧のためか視界が悪く、なんと屋根からは雫が落ちているではないか。 昨日窓から見えていたほんの100m先にあるウトナイ湖が全く見えない。  雨雲レーダーを見ると雨の兆候は全くない。 朝食をしながらTVを見ていると苫小牧地方は朝から(*^-^*)マーク
ペアレントさんの話ではこの時期に時々起きる現象で、もう少しすれば、晴れてくるとのことで一安心。
50ccバイクできた2人は3日間の滞在ということで、カッパを着て食事もとらずに出掛けていった。
もう一人は滋賀からきたというCB400乗りの加村さんという女性。 食事を済ませた後で話しを聞くと、北海道は始めてで、これから北上してからゆっくり北海道を廻りたいとのこと。
カッパで出掛けるのも嫌なので、8時頃になって昨日汚れたバイクの洗車をしていると少しずつ天候も回復してきた。
8時半頃に加村さんが今日の宿泊先富良野に向けて先に出発する。 途中十勝清水までの道のりはほぼ同じなので「どこかでお会いするかも・・」ということで、記念写真をとってお別れする。 洗車も終り、予想通りに青空が見え始めたので、9時にいよいよ次の宿泊予定の釧路に向かって出発する。

加村さんにはR235〜道74を抜けてR274を走ったところで追いつく。 しばらく走ると十勝平野を一望できる「日勝峠」に近づいたのでウインカーで知らせて駐車場に導く。  バイクを止めると長袖では暑いくらいの良い天気で汗が出てくる。
十勝平野が手に取るように眼下に広がっている。 互いに記念の写真を撮り終えて、ここからは峠を下って十勝清水まで行き、ここでお互いの安全を掛け声にR38を左右に別れて夫々の目的地にへと進む。

R38は、帯広、幕別を抜け40Kmほど走ると海岸線の音別に入ったが、この頃から少しずつ霧が出始め、太陽の陽射しはあるが、釧路に近づくに連れ霧が少しずつ濃くなってきた。 右の写真はR38の音別付近で、晴れているのに霧で視界が悪く遠くが霞んで見えない。
更に進んで白糠の海岸線を走る頃には、霧で視界が150mくらいになり、更に気温が一気に15℃前後であろうか震える寒さにまで下がってきた。   大楽毛(おたのしげ)迄来たらセイコーマートに2台のバイクが止まっていたので様子を聞いてみると、阿寒方面から釧路に向かう途中で、ここから10Kmも北に進むと天気は晴で気温も暖かいということで、急遽ここから15Kmほど先にある「あかんランド丹頂の里キャンプ場」を宿泊地に決定する。 考えてみると、かなりいい加減な旅ではあるが、これがまた楽しい。(*^-^*)ノ
17:30 キョンプ場の芝もシッカリ管理されて、設営場所も雨天を配慮して小高くする工夫もされていた。 ファミリーキャンプ客は4組程いたが、初めて経験するキャンプで少し心細いものの覚悟を決めてテントを張る。 テントを張り終える直前に遠くから「バ、バ、バッ」とバイクの音が聞こえ、私を見つけてCBR954RR がやってきた。 お互いに単独キャンプだと思っていたのが、これで楽しいキャンプが出来そうだ。
京都から来た菅山さんという方で、既に数日間キャンプをしながらここまで来たということで頼もしい助っ人の登場で大助かり。 テントを張り終えてから早速夕食の買出しに近くのスーパーに出掛ける。 さすがは経験者だ、「バーベキューにしましょうか」といって、肉や野菜の他、刺身と朝食の食材を買い込む。  実は、私にはバーベキューのできる準備がない。 どんな道具かと思ったら、何と「卵焼き用フライパン」である。
いよいよ夕食の始まり、バーナーに火をつけてフライパンの上で肉を焼く。 上手く焼けるし実に美味い、先ずは乾杯である コンパクトに収納された調味料やキャンプ用の調理用具等など、ほとんどが100円ショップで購入したものとか。 大変参考にもなった初日のキャンプでした。 この後、キャンプ場に併設されている温泉から戻って、12時近くまで飲みながら互いにバイク談義や旅の話しに花が咲き。
翌日、菅山さんは美幌方面で私は知床に出掛けるのでお互いに、まだ見たことのない阿寒湖と開陽台を一緒に廻ることになり、ここまでの行程を確認して就寝する。
24:00 就寝 Zzzz.....   寝袋は、寒さが全く感じられず夜中には腹掛けに変わってしまいました。(笑
この日は釧路に宿泊しなくて正解でした。