【 プロローグ 】

7月の中旬になって日本海に前線が停滞したまま、新潟や福井方面には局所的な集中豪雨をもたらし、悲惨なほどの災害が発生するようなこともあって、北海道行きは月末まで伸びてしまった。

2回目の北海道ツーリングということから、前回の経験を活かして、主要目的地は決めたが、詳細な走行ルートについてはお天気次第でいつでも変更できるように、事前に詳細計画はたてないことにした。 頼りは北海道の宿泊先での情報やツーリングマップルで充分である。
北海道へは早朝に到着する便が便利なことから、一昨年の舞鶴〜小樽便を探したところ、今年は夕方到着に変わっており、替わって新潟港〜小樽便が早朝着に変わっていた。  新潟までの道のりは約500km。  フェリーは翌日の午前11時30分の出航のため、当日の場合は夜中に出発して走ることになるためと、新潟にはfsツーリングメンバーのhattoriさんもおり、一年ぶりの再会もできることから、前日にゆっくり出掛けられるこの便に決定した。


さあ、いよいよ出発 (7月26日)
< 曇り、途中雨、後曇りそして晴れ>

第1日   浜松〜長野経由〜新潟    509Km

09:00 ゆっくり休憩を取りながら夕方までに到着すればよいので、朝9時に出発した。 浜松を出る時には、雲間にほんの僅かではあるが青空も見えていたが、R257を北上し愛知県から長野県に入る頃から雲行きが悪くなり雨が降り出す。 前回の長野のキャンプツーリングの時にfs1000さんから、携帯の有料サイトの「雨雲レーダー」が便利だよと教えられていたために早速利用することにした。
それを見ると長野地方だけが局所的に降雨の模様に塗られているところが目立つ。 予想通り中央道に乗る飯田ICでは雨は完全にあがり青空さえ見えたが、この後の予想を見ると松本付近ではまた雨、そして新潟は雨の心配はなしと出ている。
まさしく、この通りの予想となり新潟までの道程で、2回の合羽を着ることとなった。 結果的には、この雨雲レーダーの予想は大変正確で6時間後の予想も見られることから、この後に北海道でも大変便利な道具として活用することが出来た。
17:30 
すっかり晴れあがった新潟に到着、途中hattoriさんに電話連絡してあったため、新潟西ICで落ち合う。  写真右は道中、車の中で写されたものを後から送って頂きました。
早速、ホテルにチェックインしhattoriさんに連れられて駅前の酒肴の店「旬彩庵」に入り、一年ぶりの再会を先ずはビールで乾杯! 
日本海の新鮮な刺身や新潟名物「へぎそば」はとても美味しかったですね。
今回はhattoriさんに宿泊先の事前調査から、ご馳走までして頂いたりとすっかりお世話になってしまいました。m( _ _ )m



新潟から小樽へ (7月27日)
< 出発時は快晴、到着時は曇り >

第2日    新潟市内〜新潟港〜(フェリー)〜小樽    36Km

8:30 : 7時に起床して直ぐ近くの新潟駅まで散歩しながら、市内の観光スポットを確認しに行く。
良く耳にする朱鷺メッセとサッカー大好き人間としては新潟スタジアム(Big Swan)は見ておきたいので、場所を確認しホテルに戻って荷づくろいをして出発する。
10:00 : ひと通り市内を走りBig Swanを見てから、フェリーターミナルに行き乗船の手続きをする。
事前にインターネットで予約してあったので乗船手続きが終り乗船待機場所に行くと直ぐに誘導されて乗船する。
乗船前の待機場では私を含め4台だけで前回の北海道行きでは30台以上もいたことからやや不安になるが、それは後ほど的中する。 船内に入るとどうやら私達が最後の組らしく、バイクの台数を数えて見ると全部で13台。  その中に50ccのバイクが2台という寂しさである。
荷物をバイクから降ろして、再度チェックインを済ませ2等寝台に行き、軽装に着替えて早速風呂に入る。
しばらくベッドで横になってから昼食を済ませ、ラウンジに出掛け 30分ほどTVを見ながらのんびりしていたが、バイク乗りらしき人影は見えない。 その後デッキや船首にあるラウンジ等を歩いてみるが、やはりそれらしき人影は見えない。
仕方がないので、ベッドに戻ってラジオを聞きながら、しばしお昼寝タイム。

その後、夕食時間になってデッキに行くと西の空に夕日が沈んでいくのが見え、近くにいた人に頼んで写真をとってもらう。
食事を済ませラウンジに行き野球中継を見ながらあたりを見回すが、矢張りそれらしき人は見えず結局小樽までのフェリーではバイク乗りとは誰とも接触できずでした。
てなわけで、あとはひたすら Zzzzz でした。