初秋の飛騨・信州路の旅
2001.9.26 〜 27

今年は家庭菜園MLのメンバーが5月27日に第10回関東OFF会を開催をしたので、相模湖キャンプ場に出掛けた。
しかしこの時は、日帰りでもあり現地での談笑の時間を優先して、東名高速をひたすら走るのみであった。
今年はこれで終わってしまうのかと何か寂しくなり、思い立ったら吉日と前日に民宿に電話を入れると
「宿泊 OK」の返事。飛騨・信州路の初秋の少し早い紅葉に思い切って出掛けることにした。


第一日 浜松〜(東名・名神)〜一宮IC〜(東海北陸道)〜飛騨清見IC〜(R158)〜高山〜(R158・乗鞍スカイライン)〜乗鞍岳・畳平〜(上高地乗鞍林道・R158)〜平湯温泉       417Km
第二日 平湯温泉〜(R158)〜松本〜(県62)〜扉峠〜(ビーナスライン)〜大門峠・白樺湖〜(R152)〜諏訪〜(県16)〜岡谷IC〜(中央道)〜飯田IC〜(R151)〜浜松           405Km
       二日間合計走行距離数 : 822Km

 コース紹介
てな訳で、初日は現地入りを早くすることから、高山までは高速で走り高山の古い町並みをゆっくり回り、そして乗鞍岳に向かい平湯温泉には明るいうちには到着し、露天風呂を楽しむコース。
二日目は、扉峠から大門峠までの25キロ程のビーナスラインの景色を楽しみながら、白樺湖そして諏訪湖を経て岡谷ICから中央高速で飯田ICまで向かい、浜松までは今回始めて走るR151で帰る、走りを楽しむべくコースでした。


 
  • 一回目の休憩 ( ひるがの高原SA )
今回は、それ程強行軍でもないことから、自宅を8:15に出発した。
乗鞍での時間を稼ぐため、浜松西ICから東名高速〜名神高速を経由
そして一宮JCTから東海北陸道で終点の飛騨清見ICまで向かう。

途中一回目の休憩を給油するために長良川SAでとった後、丁度昼飯
時となったので、岐阜のひるがの高原SAで食事をとることにした。
浜松を出る時、今日の気温は28℃位まで上がるとのことであったが
さすがこの辺までくると標高もかなり高くなってきており(1300m位?)
道路脇に取り付けられている温度計は、22℃を指していた。
この調子だと、乗鞍岳に上がるとかなり寒そうな予感がしてくる。   
  • 標高日本一の高速道路
ひるがの高原SAから更に20km程進んだところの
陸橋に変わった看板が見えた。
スピードを落としてよく見ると、「標高日本一の高速
道路」と書かれていたので大急ぎで停車して写真を
とった。 海抜1085mだそうである。

ひるがの高原では気温も22℃であったが、この辺
は温度も下がって17℃と更に涼しく(寒く?)感じら
れる。
  • 岐阜の古い町並みを散策
 高速を降りて、R158で高山市内に向かう。所要
 時間は高山駅前まで約20分。
 僅かに行った所に高山陣屋がある。何でもここ
 は、全国で唯一現存する江戸時代の郡代・代官
 所を有する施設だそうで、ウイークデーにも関わ
 らず結構な観光客が見受けられる。
 そこから、200mくらい行った所に古い町並みが
 ある。
 ゆっくり歩いて回ったら一時間ほどかかった。

 幾つかの写真は、ここをクリックすると見れます。
  • 乗鞍岳山頂の畳平(標高2,702m)で
高山から平湯峠を経由していよいよ乗鞍スカイラインだ。
全長14.4km道路は素晴らしく整備されており、ワインディングロード
としては最高だ。ウイークデーのため、車の数も少なく順調にコーナー
リングを楽しむ。 そして無事に、畳平の駐車場に到着。

さすがに標高「2,702m」、酸素が希薄なためか車を停止したと同時
にエンジンが停止した。  気温も多分10℃チョット位だっただろう。

ちなみに、マラソンの世界新記録を出した高橋尚子選手は、これより
更に500mも高いコロラドの高地で練習をしてたんですよね。(^ _ ^;  
  • すでに紅葉が始まっていました
山の天気は変わりやすいと言われるが、畳平ではガスがかかったり
消えたりと、めまぐるしい変化があったが、雨になることはなかった。

乗鞍スカイラインを上って来た時には、紅葉ではなく葉が黄色くなった
状態の景色しか見ることは出来なかったが、畳平から松本方面に抜
ける、南東斜面に進んでいくと天気も完全に回復し、一変して景色は
綺麗な紅葉を見ることができた。

さすがに、走りながらではゆっくり楽しむことも出来ず、バイクを傍らに
停めて初秋の紅葉をひと時楽しんだ。
  • 平湯の大滝
長野県から安房トンネルを通って岐阜県に入ると、ここが平湯温泉だ。
料金所を過ぎたところの「平湯の大滝」の看板が目に付いたので、方向
が逆になるが、目と鼻の先らしいので寄って行ってみることにした。

R158沿いで、そこから500m程進んだとことに、平湯大滝はあった。
何でも滝の高さは64m、滝幅が6mと表示板に書いてあった。
遠くから見てもかなり雄大で、周りの景色も美しく見応えのある滝でした。
  • 目的地の民宿「つゆくさ」に到着
民宿には、5時少し前の明るい内に到着した。

一昨日までは、三連休ということもあって満室でてんてこ舞いであった
ということだが、この日はウイークデーということもあって私と千葉から
バイクでやってきた佐藤さんという方と二人だけだそうで、温泉街の人
通りもだいぶ少ない感じがした。 (向こう側、佐藤さんのゼファー400)

旅に出るなら、やっぱりウイークデーに限りますね。 (^ _ ^;
ちなみに、料金は一泊7000円でした。  
  • 民宿の2階に露天風呂が
そんな訳で、民宿の露天風呂は佐藤さんと二人の
貸しきり状態。 翌朝を含め4回も入浴しました。

ゆうに、3〜4人は入れるような檜作りの湯船が民
宿の2階にどっかりと据え付けられており、そこから
遠く山の景色も眺められて、気分も爽快で大変ゆっ
たりとすることができました。
写真は、湯桶を重ねた上にカメラをのせてタイマー
を使い撮影しました。 (笑
  • 岐阜県と長野県を結ぶ安房トンネル
今日も朝からまあまあのお天気。朝食前に朝風呂を頂いてスッキリ
したところで朝食。 佐藤さんは上高地に行くということで6時半には
民宿を出発していった。

夕方には天気が崩れてくるとのことで、平湯から松本へは安房峠の
一般道を走るつもりでいたが、1時間以上掛かるということと、特に
長野県側の下り道路は整備が大変悪いということで、10分も走れば
長野県に行き着く安房トンネル経由にした。

長野県知事の田中さん公共工事縮小で皆さんの評判が悪いですよ。
  • 築城400年を経過した松本城
松本城は、今から約 400年前に築かれた城で、天守閣は、現存する
五層天守の中では日本最古のものだそうである。

今年の2月に熊本城に行ったが、再建されたものとは違って中の造り
は400年前のままで、その造りの凄さに大変ビックリした。

松本城に関する観光情報は、こ こをクリックすると、松本市のオフィ
シャルホームページをご覧になれます。
  • 松本城を案内してくれるボランティアメンバー
私が松本城に入ったのは、9時半を少し過ぎたところでしたので、こ
の時にはまだ準備中でしたが、帰る時にはこのようにして松本城を
見物にくる観光客に、無料で案内をして頂だけるボランティアの皆さ
んが5名ほど待機をされていました。

一人でも案内してくれるとのことですので、是非利用されると良いでし
ょう。
  • ぶどう畑の風景
さすが信州です。松本に入ってくるR158でも、手を伸ばせば簡単に
もぎ取ることが出来そうなリンゴの木を見かけましたが、松本を抜け
てビーナスラインに向かう途中の山の斜面に、見事なぶどう畑を見
かけました。
そういえば、先日のテレビで山の急斜面の足場に石ころがゴロゴロ
している、南斜面の「ぶどう」が美味しいという放映をしていましたが
まさに、それに良く似た場面に出会いました。
残念ながら写真のみで、味見は出来ませんでしたが。 (^ _ ^;
  • 山栗、拾っちゃいました
松本方面から県67号線でビーナスラインに向かう途中で、その前の
有料道路の 「よもぎこば林道」 を通って見ることにして、脇道に入っ
た。

林道に入る手前を走行しているうちに、山栗の「イガ」が散乱してい
るところに出くわした。 (途中3ヶ所程ありました)
栗のイガと実がペシャンコに潰れているものが大半だが、車輪に踏
まれていない栗の実が見受けられ、成果はご覧の通りでした。
これもバイク走行のおかげで、自動車なら見過ごしてしまいますね。

翌日、早速栗の実がたっぷり入った 栗ご飯 になりました。
  • 扉 峠 ( ビーナスライン入り口 )
よもぎこば林道を走り終えると、扉峠のビーナスラインに出ました。

これからの風景を想像するようなススキの姿が、標識の見える傍に
見えます。

ここから、美ヶ原高原まで往復25km程でいけるのですが、時間の
関係も考えて、あえて引き返すコースを止め和田峠を抜けて白樺湖
に向かうコースにしました。  
  • ビーナスライン中腹で一休み
北の空に雲はかかっているが、ツーリングにはベストコンデション。
ビーナスラインの和田峠に向かう途中でバイクツーリングをしている
3組ほどのメンバーと出会う。一組は埼玉から、そして一人で鳥取か
らと、もう一組は浜松から10名程で、これから群馬の草津温泉迄出
かけるとのこと。

しばし、バイク談義をしたところで、せっかくの機会なので写真を撮っ
てもらい、お互いの無事な走行の挨拶をかわして、夫々の目的地に
向い別れました。
  • どこまでも続く、ススキの草原
乗鞍岳から平湯に向かう南東斜面でも幾らかのススキの群生を見
ましたが、ここビーナスラインは道路の左を見ても右を見ても見渡す
限りのススキの大草原で、生まれて始めて見る光景で、本当に度肝
を抜かれる思いでした。

10月1日は、中秋の名月。ここでお月見でもしたらとんでもなく良い
気分になれるんでしょうね。
  • 大門峠からの白樺湖
ビーナスラインを出ると、すぐ眼下に白樺湖を見下ろすことが出来ま
した。
12時を既に回り1時近くになっていたため、食事をとるために白樺湖
に向かって走ると、白樺湖ファミリーランドに出ました。
殆ど人影も見られず、私もす通りして白樺湖のほとりにある蕎麦屋で
昼食をとることにした。
折角、長野に来たのでざる蕎麦の大盛りを注文。程なくしてきた蕎麦
を見てビックリ、ものすごい量である。多分2人前半くらいはあったで
あろう。
残すのも失礼かと時間をかけて全て食べ干した。
  • 諏訪大社の門前
実は諏訪大社には寄っていく予定は無かったのですが、大門峠から
諏訪市に抜けた後、R152(信州街道)を走れば天竜市を経て浜松
まで、これまた車の往来も少ない国道の走りを楽しめると目論んだの
ですが、何処でどうに間違えたのかR152に乗ったはずが全く違う方
向に進んでいました。

走っているうちに諏訪大社の前に出てしまいました。どうやら反対方
向に走っていたようでした。折角のことでしたので時間の関係からも
大社の門前で写真をとって、土産物屋さんをひと回りし直ぐに出発。   
  • 幹線道路にりんごの実が
うろうろしてしまったので、R152は諦めて、諏訪大社から諏訪湖の
南岸道路を走って岡谷ICに出て、中央高速を走って飯田ICで降りて
R151・県9号線に急遽ルートを変更し、帰ることにしました。

飯田ICで降りて直ぐに幹線道路にでると、以前来た時には気が付き
ませんでしたが、歩行者道路に植えられている 「りんごの木」 に赤く
実ってきたリンゴがたわわにぶら下がっていました。
これまた珍しい光景と、路肩にバイクを停め記念に一枚。
  • 天竜峡船乗り場
飯田ICから浜松までは約150kmの行程。
途中で道を間違えたこともあって、かなり時間をロスし飯田ICを出た
時には、既に4時45分でこの時期では6時には暗くなってくるために
早く帰りたいところでしたが、天竜峡には行ったことが無かったので
次回のために、どのようなところか偵察に行ってきました。

船着場には数隻の川下り船がありましたが、この時間帯では終了し
ており、人影も見られませんでした。
  • 天竜下りは、こんな景色のところを
この写真は橋の上から写したものですが、素晴らしい景色と写真で
は解り難いのですが、川の流れはかなり速く急流を思わせました。
きっと楽しい川下りができそうです。
楽しみは次回に取っておくことにします。

天竜峡を4時15分に出発し、R151・県9号線の140kmの道のりを
浜松に向かって走り、自宅に到着したのは○時○分でした。

めっちゃ早かったので、あ〜あ、さすがに疲れました。 (^ _ ^;


さて、今回のツーリングで走行した距離は全部で 「822km」、消費したガソリンは 「50.4リッター」でしたので、
燃料消費量はリッター当たり 「約16km」でした。結構ハードでもあったので、まあこんなものでしょうか。
それにしても、ガソリン代金が私の給油しているスタンドに比べ、約1割も高いのには驚きました。
参考までに、私の使っているスタンドは、94円/Lですが、こちらでは、106〜8円位でした。