ホースラディッシュ(西洋わさび)
2005年 5月

今年の5月に北海道にお住まいのcityde2さんからホースラディッシュが送られてきました。
全く見たことも聞いたこともない牛蒡の根のようなものでしたが、西洋山葵だそうで
早速、削いで匂いを嗅いでみたところぷ〜んとワサビの香りが漂ってきた。

さて、送って頂いた中にメモが入っていて、根を埋めておくことで発芽して育てられるという
メモが書かれていましたので、早速ネットで検索したところ、どうやら水耕栽培で
上手く発芽が出来、これを植え付けることでそだてることができるとあった。

但し、気をつけることはどうやらかなり葉が繁ることと、根がかなり生えてくるらしいので
あまり欲張ってたくさん作ることは禁物のようだ。 (笑  



 
    植付けの準備  H17年5月3日
ネットで確認したところ、ホースラディッシュを約3cmくらいに切って、水耕栽培で発芽をさせてから定植して育てる方法があるということで、この方法で実施すつことにした。

こんな感じにナイフで切って準備をしました。

    発芽しました 5月17日 (14日目)
容器は植木鉢の受け皿を使って、水だけでは何か少し物足りない気がしましたので、種まき用の土の他に保水性を良くするためにバーミキュライトを混ぜた中に水を入れて床を作りました。

写真は植付け後14日目のものですが、発芽したのは5月13日でしたから、植え付け後なんと10日目には発芽したことになります。   発芽力にはビックリしました。
 
 
    こんな感じです  5月24日 (24日目)
横合いから出てきた芽も3cmくらいに伸びてきたところで容器から取り出してみました。  根も綺麗に出揃って長いものでは2cmくらいありました。

このまま直接定植するのは少し心配ですので、ポットに仮り移植して、根が土の中でしっかり伸びてから定植することにします。
    ポットで仮植  5月24日
ポットに根の生えた元株を入れて、育苗用の土を根に気を付けながら、廻りから満遍なくいれて、元株が土の表面にスレスレになる程度にしっかりと埋め込みました。

後は、水をたっぷりと染み込ませて、この後は毎朝給水をしながら管理をしました。
 
 
    定植しました  6月9日 39日目)
ポットに仮植後は、驚くほどの生長で半月ほどで草丈も15cmくらいに迄伸び、根もポットの中でしっかり育っていました。

どのくらいの株間で植え付けて良いものやら判りませんでしたので、今回は約50cmほど離して2株を植え付けることにしました。
    順調に生長しています  7月12日  (72日目)
天気が良く暑い日が続くので、凄い勢いで成長していきます。

最初に堆肥を土と混ぜておいただけでしたので、途中に一度だけ株の脇に追肥として堆肥と配合肥料を施しておきました。

ここまできたところで、昨年北海道にツーリングで出掛けた時に広大な畑一面に、何の葉であるのか判らなかったこの時の作物がホースラディッシュであることがやっと判り、やっと咽喉に突っかえたものが取れた思いでした。(笑
 
 
    こんなに繁りました  11月16日 (199日目)
10月の半ば頃が葉も一番盛大に繁っていたと思いましたが、この頃に写真をとっておくのを忘れてしまいました。

しかし、たった2株でこれだけの状態となりましたので、さぞかし地中ではたくさんの根が育っていることだろうと思います。
    葉が枯れてきました  12月11日 (224日目)
さすがに12月に入ると葉も黄ばんで枯れ始めてきました。
ネットで確認したところ、収穫期は10月〜3月頃と書かれていましたので、既に充分時期は過ぎておりますので、掘り上げてみることにしましょう。
 
 
    収穫です  12月11日
どんな状態になっているのか判りませんので、少し遠くの方から掘ってみることにしました。

真っ直ぐ下に牛蒡のように伸びているのかと思いましたら、あまり太くないものは横やら斜め下の伸びていましたが、本当は太いものだけが数本延びているのが正解ではないかと思えるのですが・・・。

約1/3周ほど掘ってみましたが、40cmくらいの長さのものが2本収穫できました。
    中々立派な・・・  12月11日
根元に近い部分のところを切って洗ってみました。
太さも戴いた時のものよりは、やや細めではありますが、それでも親指ほどの太さになりました。

切り口に鼻を近づけただけでワサビの香りがプ〜ンと漂ってきます。
早速、ローストビーフに最適だというホースラディッシュソースの作り方でも勉強しましょう。(笑
 


ホースラデイッシュの育て方   2006.04.10追記

それなりに追肥をしたりして管理をしましたが、太いもので上のようなサイズに育ちましたが、その他のものは小指程度の太さのものが大半でした。
栽培方法をネットで検索をして見ましたが、具体的な方法は全くといって良いほど書かれていないために、最初に戴いたcityde2さんから栽培農家さんに確認してもらいました。
この結果判ったことは、矢張りそのまま掘り上げせずに植え付けたままの状態として2年ものを掘り上げるそうです。   その理由は、出荷するための程良い太さとするためだそうで、放っておけば更に太くはなるようですが、辛味などの風味は少し落ちていくようです。

更に株を増やしていく場合には、上のような育て方で株分けをしながら実施していくということでした。

 
    新しい芽がでてきました  4月10日
一株だけ掘り上げずに、そのままにしておいたところ3月20日頃になってあたらしいめがではじめてきました。
最初はギザギザに尖ったような形をした葉が出てきましたが、日数が経つにつれて丸い形をした葉が出てきました。
もう少ししたら追肥をしてみようと思います。

終  り
現在は栽培しておりません