沈 む ト マ ト

昨年(2000年)、ふとしたことから農業研究家で永田農法」知られる永田照喜治氏が設立した「りょくけん」
浜松の北の方に位置する都田地区に所在することを知りましたので早速出掛けてみました。
残念ながら、ここでは温州みかんの露地と温室の栽培のみで、実際には「永田農法=りょくけん農法」を広く全国に
指導しながら、その地で収穫されたものを「(株)りょくけん」が販売をするという仕組みであることがわかりました。

トマトについては、九州と四国が主な産地だということで、その他に愛知でも栽培されているようですが
渥美半島ということ以外には栽培場所については教えて頂けませんでしたが、その後何とか探し当てました。(笑

下の写真は、「ファースト」 という品種で、いずれも渥美半島の温室で育てられたもので
温室栽培の場合の収穫時期は2月〜4月頃です。 (早く行っても遅くてもありませんので念のため)

通常の育成栽培をされている温室農家」と「特別な育成管理(りょくけん農法)で栽培されている温室農家」 に
収穫時期に合わせ、2月末に渥美半島の温室農家に出掛けて直接買い求めてきました。

* トマトを栽培する上での「りょくけん農法」とは、極限まで水を与えない」という栽培方法を採用しているようで
同じ、渥美半島の多くの一般の温室農家では収量の関係からこの方法は好まないと言っていました。


左側列は、
同じ地域の温室で育てられたもので、右側列が、りょくけん農法の温室で育成されたものです。
少し解かり難いのですが、右側の写真のトマトはドップリと水の中に沈んでいます。

とはいうものの、通常トマトは開花後、結実してから露地もので4〜50日位で食べられるまでに成長します。
露地栽培でも、トマトが赤くなってから収穫して、数日間放置した後に水の中に入れると
沈むトマトも出てきますので試してみてください。 


通常の育成栽培をされた温室トマト
 
りょくけん農法で栽培された温室トマト

’01.02.25撮影

右側の写真をクリックすると更に???が・・・

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