佐渡・新潟・浅間山の旅
1991.8.12 〜 14

今回は、最初から佐渡行きを決めてあったのだが、メンバーが色々な都合で集まらず、結果的には3名での
ツーリングとなってしまった。それも最初浜松から直江津までは二人走行で、その後既に連休に入ってから
東京を振り出しに一人旅を進めているYさんと合流しそこから佐渡を一緒に廻ることになった。


第一日 浜松〜(東名)〜清水IC〜(R52)〜韮崎IC〜(中央・長野・上越道)〜信州中野IC〜(R18)〜直江津港〜(フェリー)〜小木港                            445Km
第二日 小木〜(R350)〜佐渡博物館〜(R350・45)〜尖閣湾〜(東名)〜佐渡金山〜(大佐渡スカイウエー)〜妙見山〜両津港〜(フェリー)〜新潟市内                   106Km
第三日 新潟〜(R8)〜長岡〜(R117)〜飯山〜(R292)〜鬼押出し〜小諸〜(R142)〜岡谷JCT〜(中央・東名)〜浜松  639Km
       三日間合計走行距離数 : 1190Km

 コース紹介
兎に角、佐渡には初日の夕方には到着をするということから、直江津までは一番時間の掛からないルートを選択ということで、浜松からは途中一般道も走るが、東名・中央高速・長野道・上信越道を経由して直江津に向い、3時の直江津港発のフェリーで佐渡に向かう。
翌日は時間の許す限り佐渡島を見物して、5時のフェリーに乗って新潟港に渡り新潟市内での宿泊となる。三日目は、十日町〜飯山と一般国道を走り、志賀高原そして浅間山の近くを走る万座・鬼押出しハイウエーで鬼押出しを見物。 この後小諸を通って岡谷ICに向い、中央高速・東名を走り浜松に帰る最終日は少し強硬な3日間のツーリングである。


 
  • 初日は、まず直江津港を目指して
当日中に佐渡に渡って民宿入りをするために、東名高速の浜松西ICを早朝7:00に出発をした。
走行中は、皮のつなぎを着ていてもそれ程苦にはならないが、一旦止まるとなると、夏の暑さでは参ってしまう。休憩などで止まった時は暑さから逃れるために蝉と一緒で直ぐ脱皮。 (^ 。^;

途中の休憩もシッカリ取りながら、直江津港には無事にKさんと二人で2時前に到着。ここで、既に連休に入ってツーリングの旅をしているYさんを二人で待つことになる。   
  • 佐渡行きの直江津港フェリー乗り場前で
Yさんも無事に直江津港に到着。

乗船の手続きも終えて、佐渡汽船のフェリー乗船手続き上の前で
記念写真を。
  • 佐渡行きのフェリーの中で
直江津港から佐渡の小木港までは、海も大変穏やかで、船酔いもすることなく、楽しい船旅となった。
伊良湖港から鳥羽港までの伊勢湾フェリーには乗船したことはあるが、ここでは全く違ったフェリーから見る景色に目を見張った。

直江津港からは、約2時間半の船旅ではあるが、外の景色を眺めたり、これからの打合せをしている間に無事小木港に到着した

  • 民宿 「島百合荘」 に到着
フェリーを降りて、早速民宿に電話して道順をたずねる。小木港からバイクを飛ばすこと約15分程で、たった一晩だけではあるが我々がご厄介になる 「島百合荘」 に到着。

島に来たとはいえ、海岸よりほんの少しではあるが離れた所に民宿があったことから、何時も見なれている景色とそれほどに変化もなくあまり珍しい所に来たという実感はなかった。
  • 民宿での晩御飯
さすが海に囲まれた土地柄のせいか、民宿での夕食は海の幸が
豪華に食卓を賑わしてくれた。 日本海側にくれば美味しい蟹が
沢山食べられると思ったが、本当に美味しい蟹はもっと寒い時期
が良いそうで、それでも食卓にはあがってきて楽しませてくれた。

民宿には、我々も含め数組の客が宿泊して今したが、ここの親父
さんが大変気さくな方で(写真右から二人目)土地の話や明日の
ツーリングスケジュール等を一緒に一杯飲みながら楽しい一晩を
過ごした。
  • 佐渡の朝
この時期の朝は4時半を廻るころには空は白んでくる。
朝の目覚めは大変良いことから、5時を少し廻った頃一人民宿を
そ〜っと抜け出して、近くをひと回りしに出かけた。

遠い山並みには雲がかかっているが、雨が降るような様子もなく
どうやら今日も順調なツーリングが出来そうである。
写真は、民宿から遠くない朝の入り江を写したものである。
  • 風穴洞
近くには、「竜王洞」というスキューバダイビングの出来る場所が
あり、岩場が切り立った所に風穴洞も見ることが出来る。
既に朝早くから、広島からバイク一人旅で来たという人がおり(向
うに見えるバイク)二人で中に入ってみることにした。
  • 竜王洞
風穴洞に近づいていくと、入り口にはお地蔵様がそして中には
海の安全を願ってのことだろうと思いますが、祠には綺麗な祭
壇が奉られ花や供物なども添えられていました。

私達は、祭られていた祭壇に手を合わせて、これからのバイク
の旅の安全を祈願しました。
  • 幸せ地蔵
いよいよ、佐渡の中を見て廻ることとしたが、先ず最初に昨夜民宿の親父さんから、「せっかくきたんだから、お参りしとけば、幸せになれるよ」 と聞いた「幸せ地蔵」が比較的近くにあるということから立ち寄った。

結構この辺では有名な所らしく売店などもあったが、時間が早かったこともあって、まだ人を見かけることはなかった。
  • 小木港とタライ船
本来なら、もう一泊をして佐渡をゆっくり一周して回りたいところではあるが、今日は新潟泊まりということもあって、PM3:00のフェリーに乗船しなければならず、小木港を振り出しにR350を走って佐和田町にある「佐渡博物館」、相川町の「佐渡金山」そして、尖閣湾に立寄り大佐渡スカイウエーを走り、その後両津港に向かう比較的のんびり出来る佐渡のルートとしたが、その代り立寄る先もかなり少ないコースとなった。

この写真は、早朝に一人で走ってきたときに写したもので、まだ人の気配もなく、数人の観光客が朝の散策をしていた。名物のタライ船が見える。
  • 小木港観光案内板の前で
佐渡のスタート地点の小木港で3人揃っての記念撮影。
この時間になると、観光客も大勢出ており、タライ船に載って楽しんでいる人達も多く見られる。

我々は、時間の関係もあって皆さんが楽しんでいるのを横目で見ながら次の目的地に進む。
  • 佐渡博物館
佐和田町にある佐渡博物館。ここでは絶滅状態となってしまった
天然記念物「トキ」の鳴き声を収録したジオラマ「佐渡と朱鷺」が
ホールで紹介されておりました。
その他には、2階のフロアでは、島の自然環境や歴史、そして
民族芸能などが展示され、佐渡の文化等についても解かり易く
紹介しています。
  • 佐渡金山入り口前
徳川幕府の基礎を築き、日本最大の金山としその名は有名では
ありますが、なんといってもテレビの時代劇のセット等かなんかで
垣間見る程度で何の知識もなく。 (^ _ ^;

さすが、数多くの観光客が訪れており我々もその例に漏れず一緒
に坑道見物と相成りました。
  • 金鉱山の中で
佐渡金山の坑内には、総延長約300mの坑道見学コースがあり
等身大の電動人形を配置し、動きや音声・効果音を組み込んで
江戸時代の採掘作業の様子を詳しく再現していました。

写真は、あまり上手く写りませんでしたが「水上輪」といって、長い
桶を回転させることによって、楊水すると説明されていました。
  • 大佐渡スカイウエー山頂で
佐渡金山を見学した後に、妙見山に向かう大佐渡スカイウエーを
走りに向かったが、山の中腹からガスが出始めて終点に到着する
ころには、廻りの景色は全く見えないような状態でした。
それでも、通行量はあまり無かったために、それほど距離の長い
道路ではありませんでしたが、走りは結構楽しむことも出来、次は
二日目の宿泊先の新潟市に向かうためにR350で両津港のフリー乗り場へと直行した。
正直言ってやっぱり佐渡での時間がもう少し欲しかったと思った
のは、私だけではなかった。
  • 鬼押出し
三日目は、新潟駅の近くのビジネスホテルを出発して、浜松迄
の走る中心となる。長岡で再びYさんと別れ、長野県の浅間山
の近くにある「鬼押出し」を目指してKさんと二人旅。
十日町〜飯山を経由して志賀高原を走り鬼押出し迄は太陽を
さえぎってくれる程度に雲も出ていて、万座・鬼押しハイウエー
も快調に飛ばすことが出来無事に到着した。

写真は、浅間山の噴火で出来たという「鬼押出し」の総門を入っ
た中にある「浅間山観音堂」をカッコ良く写したもの。
  • 浅間山を背景に
浅間山には、うっすらと雲がかかっており、陽射しも強くなく、8月の時期にしては、山の中腹ということもあってか、皮のつなぎを着て園内を歩くのにもそれほどの問題はなかった。
鬼押出しで、浅間山を背景に二人で記念写真をとる。

この後は、軽井沢〜小諸と本来なら風光明媚な町並みを通過して行くところであるが、この辺は道が良く分からず、あちこちと迷いながら岡谷IC迄辿り着いたので、景色なんか良かったのかどうか。
いずにしても、こんな具合で無事に中央道・東名高速を経由して
浜松までの3日間のツーリングの旅を終えた。