南信州(中川村)の赤そばまつり

一 人 旅
2014.09.19

随分以前より長野県の伊那市箕輪町の「赤そばの里」では赤そばが栽培されていて、私も今までにツーリング等で 数回訪れたことはありましたが、残念ながら何れの機会も時期が早かったり遅かったりとタイミング良く開花のピークに出会うことはできませんでした。
今回はネット検索をしたところ伊那市箕輪町ではなく、箕輪町よりも40Km近くも浜松寄りの下伊那郡中川村でも最近になって村興しで赤そばを育ており、9/19(金)〜10/5(日)まで中川赤そば花まつりが開催されていて、どうやら今が見頃らしいということから中川村役場が始業した頃を見計らい商工観光係に電話を入れたところ「この週末がピークで今日の天気もまあまあ良好」とのことと、この先は天気もやや愚図つきそうなので思い立ったが吉日ということで急遽家を10時に出発しました。


浜松西IC〜(東名高速)〜豊田JCT〜(東海環状道)〜土岐JCT〜(中央道)〜松川ICと静岡県、愛知県、岐阜県、長野県の4県を順に通過していく高速道を利用することによって2時間半弱で走行することも考えましたが、浜松から長野県の飯田市まではR257〜R152〜R418〜R153経由の一般道で飯田からは中央道で松川ICまでの一区間を走れば、松川IC出口から「赤そば花まつり会場」までは約5Kmと近く、全行程の距離は片道ほぼ150Km弱ですが、R152〜R418は車も比較的少なく山間のワインディングも楽しめることから高速道よりはやや時間は掛かるもののこちらのルートで出掛けることにしました。
家を出てから小一時間も走って山あいに差し掛かってきた頃に、河原の土手に長々と続く既に花の盛りは既にピークを過ぎてきたと思われる彼岸花の 群生した赤と、頭(こうべ)の垂れ下がってきた稲穂との鮮やかなコントラストが目に入り思わずシャッターを切りました。

一息入れたところでR151〜R418で長野に入り、R153を走って信州ツーリングに出掛けた際には食事や土産物のために必ずと言って良いほど立ち寄っている「そば処おにひら」まで途中休憩も入れずかなりのスピードオーバーで歳甲斐もなくワインディングを楽しみながら飛ばす(笑
てなことで、12時半はに回ってしまったものの無事に「おにひら」に到着しました。

中に入って最初に目にしたのは何と豪快に並んでいた松茸でしたが値札を見てびっくり、中国やカナダ産などのものとは違って香りは流石でしたが横目で眺めて写真だけ ゲットして店内へ。(笑
折角のことでもあり、この日は山間部ではやや気温も低かったこともあってメニューに松茸そばが1200円ということで、そば団子(260円)と一緒にに早速注文し、僅か3切れだけの松茸ではありましたが大変おいしくいただきました。

飯田市街に入ってからは渋滞もなく、後は中央道の飯田ICから高速に乗って僅か一区間だけの松川ICで降り、ここからは目的地の赤そば花まつり会場までは僅かに5Kmほどで会場まではピンクののぼりによる案内が数多く表示されていたこともあって迷わずに目的地に到着することができました。
駐車場にバイクを止め200mほど緩やかな坂道を上るとそこに赤そば畑の視界が広がりました。
冒頭でも書きましたが今迄にジャストタイミングで満開の赤そばの花を見たこともありませんでしたが、目の前に広がる赤そば畑はそれ程広大なものではありませんでしたが、高嶺ルビーと名付けられた名前通りの美しい花の眺めはとても壮観でした。
少し残念だったことは、どうやら午後あたりから曇り始めてきたことからクッキリした中央アルプスを望みながらの撮影のできないことでした。
赤そば畑のすぐ脇には白花のそばが一区画だけ栽培されていましたが、 こちらも今がちょうど満開の時期を迎えていましたが、矢張り赤そばの花の華やかさに比べると少し見劣りのするのは否めない感じがしました。
この日は金曜日ということと赤そばの花のことがあまり知られていないことからでしょうか、見物に訪れていた人は数えるほどで地元の方が出展されていた土産物売り場も閑散たるものでしたが、その分私としてはのんびり楽しむことが出来ました。

赤そばの花を十分に堪能したところで赤そば花まつり会場のすぐ近くに「西ヶ原ぶどう園」があり、今までに色々なブドウ畑を見たことはありますが、ここのぶどう園はとても効率的な栽培方法しており栽培するにあたっての作業が大変し易いように棚作りがされていて、私も自宅で2種類のブドウを栽培しており参考のためにじっくり見学してきました。
このブドウ園では巨峰や藤稔り、ピオーネ等が今が収獲の盛りらしく関西や関東方面からの観光バスも数台見られどちらかというとぶどう狩り会場の方が大変賑わっているようでした。

まつり会場を後にして帰りは松川から飯田までは高速を使わずに国道を使って走ってきましたが、途中リンゴや梨の畑を左右に見ながら走りましたが、梨は終盤を迎えていてリンゴは既に収穫は始まってはいるようですが、たわわに実ったリンゴは全体的にはまだ真っ赤とはいえずこれからの感じでしたね。
三河、遠州地方と南信州を結ぶ三猿南信道路も新しい道路や拡幅工事などと僅かづつではありますが整備されてきており、年々走行時間も短縮されてきているように思いますが、往復314Kmを走って5時半を回った頃に無時家に帰りました。