10月9日 (第2日目)  さるさんと一緒に南房総へ

翌日の朝は、朝日が素晴らしいという「サンライズ九十九里」からの眺めも、曇り空ではただの何気ない普通の景色でした。
今回のOSTCのツーリングを兼ねた総会も無事終了し、朝食を済ませた後で恒例の全員参加でノ記念撮影(約2名行方不明)を終え、夫々が記念撮影や次回の再会を約しなからここで9時に流れ解散となりました。  右の写真は現役ライダーで以前にWGP500ccクラスで4回の優勝と日本人最多記録をもつ岡田さん(右)と宮城さん(左)と私の3ショットですがお二人さんのお若いこと。

9時を少し回ったところでホテルを出発し、先ずはそこから九十九里有料道路〜千葉東金道路〜館山道を乗り継いで、市原のさるさんのお宅に一直線で向うがナビのお陰で迷わず予定より少し早く10時前に到着した。
奥様が僅かながら庭でプランターガーデンを楽しまれているということで、生意気にも家庭菜園についてひとくさりやっていると、この時期に珍しい胡瓜が!!  訊ねたところお国(ロシア)から持ち帰られたという胡瓜だそうで、種が他にもあるということで2袋も頂いた。 片方はピクルスに適しているのだそうで、来年は早速試してみようと思っています。

今日は会社の方をお休みいただいて案内をしていただけるということで、小一時間ほどさるさん宅にお邪魔してから、早速房総半島の最南端に向けて出発をしました。  写真左の手前はさるさんのGSF1200S
高速には乗らずに、さりとて混雑する国道は避けながらということで、ぴったり後ろについて走り始めたが、何と何とあまり信号もなく車の混雑もなく、最初の目的地「野島崎灯台」に向けて快適に進み、昼食ということでさるさんお薦めの南房総市千倉町の華の蔵というラーメン屋さんに直行。
全く目立たない場所で遠目には普通の民家としか見えないような佇まいで、休日には列をなして場合によっては売り切れご免で食べられないこともあるとか。
ここの限定という特性醤油ラーメン(980円)を食べましたが、流石にこだわりがあると言うだけのことはあって、出汁の良く聞いた美味しいラーメンでしたね。

ここから野島崎灯台までは僅かに10数キロのところで、2時過ぎに無事に到着。  先ずは2人で証拠の証しに記念撮影。
これで本州最南端の紀伊半島の潮の岬と伊豆半島の石廊崎、そして房総半島の野島崎には立ったことになるが、残念ながら太平洋側のみで、まだ日本海側の半島先端には立ったことはない。
ほぼ40分ほど灯台の周りを歩きましたが、半島の先端の岩場のところに少し錆びたベンチがありましたが、夕日を見ながら感傷に浸るというのもいいのでしょうが、時間もないことで次の目的地の鋸山に向いました。

鋸山には乾坤山「日本寺」があって、ここには日本で一番大きな大仏(高さ31m)があり、展望台から天気が良ければ遠く富士山や天城山、伊豆大島も眺めることが出来るようだが、上に上がっていくためには鋸山登山自動車道で行くことが出来るが、残念ながらバイクはご法度で、ケーブルカーを利用する以外はのんびり歩いて行くしか方法がないので、往復900円でケーブルカーに乗る。
そしてケーブルカーで上に着いたが、ここから大仏を見て展望台を回ってケーブルカーに戻るには、何とあるいて90分も掛かるということだが、ここまで来たからには行くしかない。  道中祠の中に羅漢像が数多く祭られていたが、それらには目もくれずにひたすら下り坂を大仏まで一直線で進んだが、その前で流石にその大きさには圧倒されました。   
さて、ここからが問題で、勢い良く大仏前まで下ってきたのは良かったが、展望台までは今度は階段を上がっていくしかないのだが、この階段の数がネットで調べたら全部で2639段もあるとかで、この半分を歩いたとしてもとんでもない数で、展望台に着いた時には完全に汗びっしょりで、足も棒のようになってしまいました。
写真左は、鋸山で一番の名所となっている「地獄のぞき」で、さるさんが写真を撮ってくれた時には気がつきませんでしたが、後から写してくれた場所に来たら切り立った岩の上であったことに気がつき、地獄のぞきをした時よりもここからの眺めの方が眺めていて震えがきましたよ。(笑
既にこの時点で5時少し前になってきていましたので、ケーブルカーで下に向かう頃にはだいぶ日も傾いてきて、写真の写りもいまいちになってしまいましたが、東京湾の向うには三浦半島方面や、金谷港から久里浜港に向うフェリーもはっきり見えていました。
房総半島はここを最後として、この後は館山自動車道を走り市原ICでさるさんとお別れをして、宇野木JCTで京葉道路経由で都内の義兄宅には6時半に無事到着しました。

10月10日 (第3日目)  東京から御殿場経由で自宅へ

昨夜はゆっくりと話し込んだこともあって、朝は8時まで寝て9時半に義兄宅を出発しました。  ここは北千住の駅まで歩いて僅か3分ほどの下町といえるような場所ですが、駅前の再開発でこの辺も大きく景色が変わってしまった。
今日は昨夜義兄に嫁いだ長姉に私の生れた場所を聞いておいたので、戦災でここを離れてから今迄に一度も来ようとも思わなかったが場所で今更ならの話ではあるが初めて訪れてみた。  写真右がその辺りですが、既に逝った両親からは家のあったところから両国や浅草は直ぐ近くだったとは聞いてはいたが、車の通りも少ない静かな場所でした。
この場所から最初に両国の国技館(写真左)まで走りましたが、 僅かに7〜800mの場所でした。   国技館を後にして次に浅草に行ってみましたが、雷門の前は多くの観光客で賑わっていました。  バイクは雷門の近くの裏道に路上駐車(多分違反)をして、早速仲店通りを歩いて浅草寺まで行きましたが、この通りの人出です。  
浅草寺でお参りをしてから近くにある「花やしき」に行こうと思いましたが、矢張り路上駐車のこともあって断念して家内への土産に「芋ようかんとあんこ玉」の詰合わせをゲットしてここを後にしました。
この後で、本当はNHKの朝の連ドラ「瞳」の舞台となった「月島」に行く予定をしていましたが、上野〜秋葉原に行くことが頭の中で優先して、残念ながら行きそびれてしまいました。
この後は上野に回って、秋葉原で少し電気街をぶらついてから首都高経由で東名高速に出て御殿場に向いました。   

F1 日本GPが富士スピードウェイで今日から開催となっており、御殿場ICからさほど遠くない距離でもあり、久し振りに本田宗一郎さんの墓でもお参りしてしながら様子を見ようと向ってみました。  富士スピードウェイのゲートまでは本田さんが祀られている富士霊園の前から歩いても3〜4分の距離ですが、ここには物々しい警戒態勢がしかれており、ここから徒歩でも一切入って行くことが出来ないということで、どんな雰囲気かも確認さえ出来ませんでした。
ということで、富士霊園に入って本田さんのお墓にお参りをしてきましたが、富士山の一望できる小高い山の上にF1の車の排気音が大きく鳴り響いていていましたが、最近のHonda車でのF1の成績もサッパリ芳しくなく、耳元で煩くてしょうがないからさっさと鈴鹿サーキットにでも行ってやってくれと、墓の下から言っているような気もしましたよ。(笑  尤も、来年は鈴鹿に行きますから少しはのんびりできることでしょう。

そんなこんなで、今回のツーリングも3日間での走行を終えて、この日は少し早目の4時には無事に自宅の戻ってきました。

また、この3日間での走行距離は1022Km と僅かながらではありましたが1000Kmの大台となりました。

〜 終わり 〜