接相峡(せっそきょう)紅葉ツーリング
2004.11.17  ( 走行距離 : 239Km )


雲一つない絶好なツーリング日和。  先日、寸又峡の更に奥に進んだところに素晴らしい
日帰り温泉があると聞いた。 少し早い紅葉を眺めながら早速出掛けてみることにした。

本当の目的地は「接相峡」ではなく、更にこの先にある無料の露天風呂を目指して出掛けた
のですが、残念ながら今年の異常なまでの台風の本土上陸によりにより日本各地に
爪跡を残していったため、折角の好天気に恵まれて出掛けて行ったにも関わらず
道路決壊の回収作業により「全面通行止め」によって、急遽ここに変更となってしまった。

秘境「○○温泉」については、次回のお楽しみとして、その名も明かさないでおこう。(笑


R152で天竜市を抜け、R362を自宅から約50Kmほど
走ったところに「長命泉」と書かれた湧き水があった。
この道は、それ程車の往来が激しくなく沢山の人が
ポリタンクや一升瓶に詰め込んでいた。
止まって飲んでみたが、水道水よりははるかに美味い。(笑


天竜市からR362を走って下泉町のR473と交わる地点までに2ヶ所(写真左)、その後
寸又峡に行くまでの国道沿いで1ヶ所(写真右)の10月に集中した大型台風や大雨の
被害と思われる、法面崩壊個所の修復工事が随所で実施されていた。


千頭から県道77号を快調に走って寸又峡に入る手前から接阻峡を抜けて井川ダム方面に
向かおうとしたところ、目の前に突然の「通行止」の看板が現れた。 が〜〜ん




ちょうどこの前に茶店があったので、ここのおばちゃんに尋ねたところ
ここの法面崩壊はかなりひどかったらしくて、まだ修復工事が終わっておらず
もう一週間程かかるとのことで、抜け道は全然ないとのことでした。



仕方なくあきらめて、この茶店で昼食をすることにした。
ちょうど岩魚の塩焼きが出来上がっていたので1匹食べてみたが
中々に美味しかった。  そして、ここのおばちゃんのお薦めの
手打ち蕎麦を注文する。 普通の腰の強い蕎麦と違って
十割蕎麦に近いらしく腰はなかったが、これはこれでとても美味かった。
特に、椎茸の天婦羅が何とも言えず蕎麦の旨味を出しているようだ。
これで500 + 800円は、果たして高かったのか安かったのか。


結局、ここから先に進むことは出来ないため、接阻峡の紅葉を楽しみながら
近くにある温泉に入りにいくころにした。 右側の写真はバイクを止めて
写真を写していたところ、目の前に突然「スズメバチの巣」が見えた。
光学10倍の威力で何とか撮影成功


先ほどの茶店から数キロはなれたところに町営の温泉会館があった。
この辺りの温泉街は入浴だけで800円以上取られるようだが
さすが町営ということもあって入浴料は300円という安さ。
風呂は6〜7人も入ると満員になってしまうような大きさでしたが
泉質も素晴らしいようで結構な温泉でしたよ。(笑
この後、頭や顔から流れ出る汗が中々引かずに参りました。


風呂を出た後、明るいうちに家に戻るべく寸又峡に立ち寄るのを止めにして
家に帰ることにした。  千頭を抜け道幅の狭くなったたところで行楽帰りの車で
大渋滞が続く。 車の脇をすすりぬけながら約500m程のところを抜ける。
きっと車の人たちは30分以上もかかったんでしょうね。 可哀想に。



金谷からR1で帰る予定でしたが、渋滞を避ける意味から元来た道を
帰ることにした。 春野町方面から天竜の市内に入ったところが
ホンダの創設者の故本田宗一郎さんの出身地である。

ここには「郷土・本田資料館」等があることは知っていたが、R362沿いの道路際に
「本田宗一郎出身校」の看板が立て掛けられていたのは、何回も通ったことはあるが
今までに一度も気付かなかったので、立ち寄ってみた。
道路から約100mほど入ったところに「光明村尋常小学校」はあった。
現在はその奥に、光明幼稚園が建てられていました。


天竜市内を抜けて、そこからは市内の渋滞を避けるために
天竜川の西側の堤防沿いを13Kmほど南下出来て信号はなく快適である。
そこからR1に出て自宅までは15分程度のところまで出られる。
間もなく家に到着する頃になって夕日が沈み始めた。
大急ぎで、中田島砂丘に向かって走る。
中田島砂丘の堤防の上に着いたのは夕日が沈む直前の4時41分でした。
そして、無事5時前には我家に到着しました。