仙台から浜松へ   (8月23日)
< 晴れ 〜 曇り 〜 雨 〜 曇り 〜 晴れ>

第9日    仙台〜宇都宮〜東京〜浜松    678Km

そろそろ仙台に近づいてきたのではないかとデッキに出て外を眺めていると、どの変であろうか、大洗から苫小牧に向かうフェリー「サンフラワー」が近づいてきた。 空はは雲はあるものの薄日も射しており、まあまあのお天気のようである。 既に遠くに山並みもはっきり見えており仙台港に近づいてきていることは間違いないようだ。

 





フェリーは定刻の朝の9時半に仙台港に到着した。


仙台ルートにしたのは、大洗港経由のフェリーが直近では切符が取れ難いことから、仙台から陸路を走り、HPのバイク関係で相互リンクをさせて頂いているが一度もお会いしたことのない日光のHN:fs1000/久本さんとお会いして帰る計画を前日になって急遽考えついたからだ。
この時に直ぐにメールを入れれば良かったのだが、フェリーが苫小牧港を出発する際になって、船上から、「都合がよければどこかでお会いしたい」旨のメールを入れてしまった。
フェリーが岸壁を離れると携帯は「圏外」に替わってしまうので、もう少し早めに入れとけば良かったのだが・・・。 案の定、翌朝になってもメールは入っていない。 「上手く送信できなかったのだろうか?」  実は帰宅してから解ったことだが、久本さんからは、メールが返信されており受信していないのではなくて「受信センター」には着信していたのだが、それを受け取る術(すべ)を知らなかったのである。 情けない話、おっちゃんは携帯の使い方も解らなかったのです。 (T_T)

そうとは知らず、宇都宮インターあたりまでくれば連絡が入るだろうと思い、当然表示されるはずもないメールを時折りチェックする。 宇都宮ICの手前、上河内SAでガソリン補給と携帯の最終チェックをするがここでも同じこと。 更に天気の確認をしたところ、明日は雨で東京方面は相当な荒れ模様になるとか。
連絡は取れない、天気は更に悪くなるということで、このまま浜松まで直帰することに決定。
佐野SAを過ぎる頃から雨が降りだしてきてとうとう、岩槻あたりから都内はもとより東名高速の厚木あたりまでどしゃ降りの雨。 大井松田あたりでやっと雨もあがり、浜松につく頃は星も見えていた。
翌日、友人にメールを入れると、なんと久本さんのメールが受信しているではないか。 送信したことによって、センターからのメールが受信されたのだ。 メールを見ると、当日は九州の実家に帰られていて不在だったとのことで、「約束の放棄」でなくて安堵した 。

それにしても、これによって仙台〜浜松までの680kmほどの走行は、ツーリング好きの私でも、チョットきつかったですね。 (爆



【 エピローグ 】

こうして今回の初めての北海道へのソロツーリングは終了した。
出発前には、12〜3日は費やしてもとも考えてはいたのであるが、私の歳も考えればあまり無理することもなく、地域限定型で期間は例え短かったとしても、「じっくりそこを楽しむことがBEST」という今回の結論に至った。  来年は、「リベンジ道東といったところでしょうか。

また、プロローグでも述べたが、フェリーを利用するにあたっては、現地に少なくとも午前中には到着する便を選び第一日目の最初の目的地への行動が出来ることが良いと思う。 このためには、今回の舞鶴〜小樽は正解であったし、大洗〜苫小牧も捨てがたい。(次回は、これだ

さて、これは初めての北海道へのツーリングをする場合、どのようなコース設定をするかの行動計画の事前準備についてであるが、あらかじめ日程と行きたい場所が決まっていれば問題ないが、そうでなく日程だけは決まっているが、どのようなルートにしたら良いのか迷っている場合は地図を首っ引きで検討するのではなく、HP上に掲載されている皆さんのツーリングレポートを参考にするのが、最も手っ取り早い。 私も途中でそれに気がつき、前述の良く北海道に行かれる久本さんや数人の方のHPを参考にして、あらましだけは決めておき、ハードコピーも用意しておいた。 兎に角、天候に左右されたり、2〜3日のツーリングでないだけに、うだうだ考えるのは愚の骨頂と言えるように思う。
今回そうであったように、初日のフェリーの中、そして毎日の宿泊先で出会うツーリング仲間から無数の情報を頂くことが出来るのだ。 気になったことはドンドン「ツーリングマップル」にチェックを入れていけば良いのだ。 これによって如何に明日のスケジュールがそして今日の行動がスムーズになったことであろう。 今回お世話になった皆さんにあらためてお礼を言いたいと思います。

最後に、初めての北海道のツーリングで感じたことや得たものは、あれほど広大な原野やこれらの景色にも少なからず感動もしたが、何といっても記憶の中に大きく残ったことは、今までのツーリングでは味合うことの出来なかった、行く先々で人と人との触れ合いやそこで生まれた旅仲間との語り合い等は何ごとにも変えがたく、再び行ってみようという気持ちにさせられるという不思議な魅力でした。

多分来年も北海道の、どこかの空の下を走っていることだろうと思います。
そして、次の年も、更にバイクに乗りつづけられるうちは・・・・。



  • 北海道から帰って、ほぼ3ヶ月が過ぎました
               (11月19日)

北海道で、ホクレンのガソリンスタンドで給油すると「スタンプラリー」
というのがあって、5リットル毎にスタンプを押してもらえる。 このス
タンプを10個貯めれば一回の応募が出来るのだ。
それと同時に、道北では「青」、道東で「緑」、道南で「黄色」の旗がもらえる。 これを揃えるのも、一つの楽しみのうちであった。
 
そして、北海道から帰ってきて、普段はクジ運の悪い私だが綴じ込みのハガキを一枚だけだったが送ってみた。
当然当たる筈もないと気にも止めずにいたのだが、ほぼ3ヶ月も経っ
たところで、宅配便で小包が届いた。 送り状には「ホクレン」と記されており「ピン」と来た。 \(^。^)/ ヤッタゼ!! それもかなり大きな
小包で、包装を解くと中から出てきたものは、なんと「A賞Colemanのバックパック」でした。 しかも僅か50名の中に選ばれたのです。 
初めての北海道ツーリングで、最後の最後にビッグなプレゼントまで頂き、これでまた北海道への夢は広がりました。