Bike雑感 |
バイクというと、危険なものだとか暴走族だとかという代名詞で、兎角非難される傾向が一時期にありましたが、今ではこのようなことはほんの一部を除いては、耳にすることもなくなってきた。 我々バイク大好き人間にとっては大変喜ばしい傾向ではある。 バイクの使われ方についても、昨今では多様化が進んできて、個人が通勤や趣味で使用したり、業務用としてはあらゆる職種で使用されている他に、スポーツ、レジャー分野や地域防災の支援活動等など、ありとあらゆる大変幅広い範囲での活用がされてくるようになってきている。 しかしながら、今だにバイクって危ない乗り物だとか免許が簡単に取れにくいとかいって、敬遠されている傾向は潜在的に続いているようだ。 私も、約40年以上にわたってバイクを乗りつづけてきてきたが、正直危険だと思ったことは何回もある。しかしそれは、自動車に乗っていても同じことであって、バイクと自動車の危険度の違いを強いてあげるとするならば、足が地面に届かないようなバイクにだけは無理して乗らないことだけだと思う。 (^
。^; これはバイクをもって始めて解ることだが、兎に角理屈抜きでバイクを持った人間を楽しませてくれる不思議な力をバイクは持っている。 |
バ イ ク 万 歳 !! |
バイクへの憧れ |
我が国においては、戦後オートバイ(以下バイクという)工業が勃興し、昭和20年代の後半では バイクメーカーも70社を超える勢いで、お互いにしのぎを削っておりいずれも大衆の厳正な批判 を浴び企業が淘汰される時代でした。 浜松地方にも大小合わせ数10社のバイクメーカーがひしめき合い、近年東南アジア諸国でもそうであったように、所詮先進諸国のバイクを単にコピーしただけの技術レベルの低い会社は倒産という憂き目に遭っていました。昭和30年代に入り更に淘汰も進み、最後には浜松に現存していた会社は3社のみでした。 そして、私が高校に進んだ頃でしたが、私の兄が会社から借用してきたスクーターに乗って帰ってきたことがあった。当然、私にはバイクの免許もなく、グリップさえ廻したこともない。兄貴に「道路には出ないで、門口だけで良いので乗せてくれ」と頼み込み、それを条件に運転をさせてもらった。 ところが、ここで大問題が起きた。今までに運転など、ましてや停車してエンジンの動いているバイクのグリップを廻して見たことすらなかったために、スロットルグリップのレスポンスが全然解らなかったため、恐る恐るグリップを廻したつもりが、感覚以上に廻ってしまい急発進。挙句の果に、結果は見るも無残に槙の木の垣根の中に体ごと突進してしまい、幸いスクーターには怪我?は無かったものの、こっちは顔面裂傷の憂き目を見ることになった。 しかしながら、この時の顔面に受けた傷のことよりも、スクーターにまたがって、僅か数メートルだけ走った時の快感のことの方が、頭の中にしっかりとインプットされてしまった。 どうやら、これが私がバイクに対しての想い入れ、そして憧れとなった最初の出会いであったように思う。 |