このツーリングクラブは、とあるバイクメーカーの数あるバイク同好会の中のひとつで、この会の誕生は多分間違いはないようではあるが、どうやら1986〜7年頃のようだが定かではない。
ツーリングは、最初は日帰りや一泊による遠出もあったが、そのうちに5月・8月の連休を使った2泊3日とその間に、近場に出掛ける日帰りのツーリングを定例的に実施するようになったとのことである。

私は、この仲間には転勤で関東から戻ってきて途中から加えてもらったので、当初から参加しているメンバーより色んな話しを聞き得たものであるが、そもそも”講釈会” の名前の由来についてからしても、かなりいい加減のようである。

”講釈”すなわち”講釈師”、バイクのことにかけたらあらゆる分野において、自称「そう言うことなら俺に任せとけ」ってな感じで、夫々が、”口から先に生まれてきた連中”の集まりであることから、誰となくこの名が付けられたと伝え聞く。
ただし、有言実行タイプの連中の集まりで、ツーリングの旅先でトラブルが発生しても、動揺もせず今までに全く人手を借りたことはないのがこのチームの自慢であるようだ。

ツーリングメンバーには女性も混じっていますが、なめたらあかんでヨと、普段はとてもおしとやかで見目麗しいのですが、いざツーリングに出掛けて、そこいらのひ弱な男を見るとコーナーで突っ込んではマクッテ行くようなお嬢さんもいるのです。
中には、バイクにまたがり停止しようとして、足が地面に届きにくく(?)立ちごけする、格好の悪い中年おじさんもいたりして。
どうやら”講釈会”ではなく”公爵会”であるということも耳にするが、その理由は以前から淑女と紳士が集まってのツーリングの会であることだそうであるが、私の見た限りでは決してそうだとも思えないが・・・・・。

歴代のメンバーを紹介しよう。   (アルファベット順)

青島 安間 有海 井伊 飯倉 石原 内山 太田 大場 亀岡 川村 河島 岸井 沢田
地口 鳥居 旗野 福永 藤原 船越 山崎 山田 山辺 山中 山本 waka3 渡辺

ところが、この”講釈会”も10数年間の長い年月の経過の中で、解散の危機が迫ってきた。 と、いうのもメンバーの中から少しづつではあるが欠員が出始めてきたことである。
仕事の関係から西は九州、東は関東方面とあちこちへ。そして、ついには中国・メキシコ・アメリカ・イギリスだのと多くの海外への転勤組みも出てきて、チリジリバラバラになる一方で、女性では結婚を機に退職したりして、’94〜5年頃には僅か数名ということになってしまった。
そんなこともあって”講釈会”としてのツーリングは集まって一緒に走る機会もなくなって、たまに集まっては酒を飲み交わす会さえも疎遠になってしまった。

ああ、なんと寂しいもんだ !! また機会があれば一緒に走ろうよ。 俺は待ってるぜ ♪♪

2002.9.10 記述



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